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島根県出雲市

​安井裕之 建築展

2017年

​宮ノ町の記憶にて

普段はオープンハウスをしない為、

初めて住居部分を一般公開した建築展。

建築展と言っても、写真パネルを並べた訳でもなく、住居内の生活空間に今まで手掛けてきた模型を置いて、気付いた人が見れるようにした。

休日には、手作りの和菓子と共に抹茶を立て、来客を持て成した。

ここで教えられたことがある。

 

建築家が説明するよりも、

クライアントが説明した方が来客にとって喜ばれること。

 

クライアントはこの建築を喜び、愛している。

その気持ちが迷いもなく相手へ伝わるのだろう。

好きな趣味を語りだすと熱を帯び、

その様子を眺める周りも楽しくなってくるように。

新しいクライアントを僕が手掛けた住宅へ案内をする。

僕は基本的に住宅の説明をしない。

住人が嬉しそうに話しているのを聞きながら眺めている。

チャイアーキ一級建築士事務所
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