裕之 安井

2020年8月21日2 分

2026 シャインマスカットをもって

最終更新: 2021年10月28日

松江の高校でクラスターが起きた。

僕の友人の子どもがサッカー部で、幸い陰性だった。

同居する家族にも影響はなさそうだ。

端的に書けば、なぜ感染者が非難されなければならないのだろうか?

陽性者は、病人であり、その病人たちを責めるのは違うと思う。

全ての責任は、

学校の部活動を含めたガイドラインを作らなかった文科省、

総理大臣を含む政府が悪いと思う。

ある県立高校では、部活動の遠征に不安を感じるなら、

保護者もしくは、本人が判断して取りやめてもよいと通知されると聞いた。

責任は、全て本人(保護者も含む)だ。

ある1年生が不安に思い、遠征に行かなかった。

本人の判断だったそうだ。

後日、遠征に行った先輩たちから、「なぜ行かなかったか」と

問い詰められたと聞いた。

これは明確なイジメだと思う。

個人で判断した事が、集団の行動に反すると、虐められる。

ではどうすれば良いか。

僕は、政府がきちんとガイドラインを作り、

感染者の多い地域へは、一時的に遠征させないようにするとか、

政府が責任をきちんと持ち、決めるべきだと思う。

総理はそれどころではないのだろう。

歴代最長記録をどうやって更新するのか、それにしか興味ない、と感じてしまう。

さて、僕の友人の話に戻そう。

僕は、電話で様子などを聞いた。

やはり家族は、子どもが陰性だろうと、

仕事も自主的に休み、

人目を忍びつつ、短時間で、生活必需品を買いに行っているそうだ。

濃厚接触の可能性がある人たちが

世間を気にし、息を潜めながら生活している。

友人に、

「何か必要な物があれば、何でも言って」と伝え、電話を切った。

虚しさだけが心に残る。

その電話のやりとりを聞いていた妻が、

「シャインマスカットをもって行こう」と言った。

こういう時こそ、玄関先まで行って、顔を見て、直接渡そうと。

素晴らしい提案だった。

早速、2人で出かけた。

外で少し話もできた。

一番下の子は、すぐシャインマスカットを持って、消えた。

そう、子どもにはコロナとか、世間とか全く関係ないのだ。

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