
雰囲気がある。
見たら忘れられない。
目立つと思う。
髪質のことだろうか。
それとも180cmある身長を指すのだろうか。
こちらとしては、陰日向にひっそりとしているつもりが、
そのように言われることが、多々あります。
時には嬉しくもありますが、
たいていは、
そんなつもりないのに、と小さくなります。
ある目上の方に、
「本をよく読むでしょう?」と尋ねられました。
「本を読む人は、雰囲気が分かる」とも続けて言われました。
この数年は、建築の本はほとんど読んでいません。
建築自体が面白くない時代に入っているというか、
情報がかえって多すぎるのか、興味を失っています。
河出出版の世界文学全集を読み始めたのは、去年12月から。
現在、5冊目。
小説家、映画監督は、どこかしら建築家に似た職業だなーと。
作る過程や思考が似ている気がします。
ゲド戦記にもはまって、最終巻を読んでいます。
何が面白いって、ジブリ映画との印象が全然違う。
決して完璧なスーパーヒーローではなく、時に無力なゲドが
全てを解決するわけではありません。他人に助けてもらう事もしょっちゅう。
話が逸れましたが、
本を読むとは、知識を得る為ではないと思っています。
では何か?
僕には分かりません。
ひょっとしたら、その人の核を作るものかもしれません。
その核は内部にあり、時々、外へ表出する。
だからこそ、本とは出会いであり、
読みたくなければ、閉じれば良いのだと思っています。
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