• 安井 裕之

2023 額縁と掛け軸


ゲド戦記(2006年)を映画館へ見に行きたいって

妻に伝えたら、『信じられない』という顔をされた。


実は当時も映画館で見ていて、妻と行った記憶がある。

原作を読んで、もう一度見たいと思ったけど、どうしようか。


日曜日、

島根県立美術館へ行った。


伊藤若冲「象図」、写楽の「市川鰕蔵の竹村定之進」、その他葛飾北斎などの浮世絵や

「風神雷神図襖」を見ることができた。


感想は、見れて良かったという想いと、

日本美術の魅力がイマイチ伝わらないなーと 物足りなさを感じた。


展示されていた日本美術(明治初期までのもの)は、

襖に書かれた絵や屏風、そして掛け軸である。


「風神雷神図襖」は、襖が4枚展示され、引手まで見える。

襖として使われていたものを、美術館へ運ばれてきた様子が想像できる。


その襖は、床面より60cmくらい上がった展示ケースに入れられ

立って見る事を前提に展示されていた。


掛け軸も同様である。

一定間隔を保ち、スムーズに見れるように展示されていた。


僕は、この展示方法が、日本美術の魅力がイマイチ伝わらない要因だと思う。


額縁のある絵画は、今の方法で展示されても良い。

ただ、掛け軸の絵や、襖絵は、美術館の展示には合わないと思う。


ならば、どうするか。


例えば、空き家を改修する。

日本家屋が良い。

和室が必ずある。

床の間もあるし、襖もふんだんに使われている。


1つの和室毎に、掛け軸の作品を展示する。

襖絵は引いて見たいから、少し大きな和室が良い。


この展示の利点は、畳に座って見える事。

本来、掛け軸や襖絵は、座って見られることを前提に作られたはず。


そういう空き家をいくつか改修し、

それぞれを繋ぐように、町を歩くのも良い。


こんな贅沢な美術館、見てみたいなー。


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