裕之 安井
2027 竹下美建
更新日:2021年10月28日

大きなイベントが終わった。
このイベントを心から待ち望んでいた。
ただ、
その日が近づくにつれ、待ち望む気持ちは消え、
恐くなり、逃げ出したい気持ちが強くなった。
ここまで書いてどんな大きなイベントだろう、と思う方もいるだろう。
実は、総勢5名の住宅見学会+模型について話をする、
とても小さいイベントだ。
何に怖気づいたかというと、招待する相手が、
作ることに関して、妥協しない人だからだ。
僕の仕事の弱い部分を見極め、笑われないだろうかと、
気持ちが小さくなった。
彼は、僕にはない設計の力がある。
それが羨ましい。
彼の設計した住宅を見た時、
「僕もこんな住宅を設計したい、」と思った。
竹下美建の代表 竹下友弘さんから連絡を頂いたのは、7月下旬。
スタッフに模型の必要性やどのような意図で模型を作るのか
お話を聞かせて欲しいと依頼された。
それより以前、僕の設計した住宅も見学したい、と言って下さっていて
その住宅見学も兼ねた、お話会を計画した。
この竹下君の依頼に、嬉しくて気持ちが高揚した。
知り合いに嬉しさを伝えたくて、報告もした。
何度も書くけど、待ち望んでいた。
模型の話をするだけなら、ここまでビビらなかっただろう。
住宅見学には、リスクの方が大きい。
僕はオープンハウスはしない。
出来たばかりの住宅は、自分でも良いか自信がないし、
建築家本人が分からない住宅を見せても意味がないので、
いつも、生活後にご案内する機会を作る。
不特定多数には、オープンにしない。
僕に連絡をくれた人を優先し、
クライアントの了承のもと、ご案内する。
そうすれば顔も名前も認識できるし、クライアントにも安心して頂く為である。
今回は、「畦の丘」をご案内した。
https://www.chayaaa.com/2017-2
https://www.youtube.com/watch?v=RcCC1PZDHUY&t=428s
さて、住宅見学会と模型について話をするイベント当日の朝、
めまいで倒れた。
今朝もめまいは続いている。
どれだけ、プレッシャーを感じていたか、分かって貰えると思う。
最後に、このようなイベントを開催できるのも、
全てを許し、包み込んで下さるクライアントがいてからこそである。
この場を借りて、お礼をお伝えしたいと思います。
本当にいつもありがとうございます。
有限会社 竹下美建
http://takeshita-biken.com/info.html