建具工事をお願いしている門脇建具店の門脇盛人さんが
第67回日本伝統工芸展に入賞された。
これで通算3回目の入選、2年振りの入選となった。
僕は否定的な意味でなぜ日本伝統工芸展に出展されるのか、聞いたことがある。
「大学を卒業して、どこにも修行へ行かず家業を継いだので、
自分には師匠もいないし、単純に技術を得たいと思って、挑戦した。」
門脇さんは、決して胸に勲章を掲げたくて
挑戦しているわけではない。
純粋に、自分が勉強したい、技術を高めたい。
そして何より、モノを作りたい。
その為の手段として、日本伝統工芸展へ挑戦しているのだ。
そういう思いで作っている事を、その時初めて知った。
だからか、関連事業の対談や新聞などの取材には、極力答えていない。
表には決して出ようとしてない。
僕はそのような気持ちでモノを作っているのだろうか?
門脇さんを通して、自分の位置を確かめさせて貰っている。
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