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執筆者の写真裕之 安井

2049 インターン

更新日:2022年9月30日


初めてインターンの学生を受け入れました。


10年間、一人で仕事をしてきたので

他人に何かをしてもらう事がまず難しいことを伝え、


普段の仕事をしている環境(自宅)を説明し、

受けいれて貰った上で、着て頂く事になりました。


学生を通して思い出したのは、

20年前に初めて中村勝己建築設計事務所へ伺った時。


当時の中村さんと僕自身を重ねて

いくつか思い出したことがありました。


中村さんには、建築家としてのあり方というか

仕事に対する姿勢を見せて頂きました。

それが今の自分の芯になって

勝手に受け継がせてもらっています。


それと、

建築以外のことでもデザインを意識することを

強く教えて頂きました。


封筒に書く宛名書きの位置、バランス、

書類の綴じ方のキレイな方法等

僕にとっては厳しかったことを思い出しました。

(意識はしてるけど、あの頃のようにはできてないです。)


学生の頃、自分は何者かわからなかったし、

どういう建築家に成れるか見当もつかなかったです。

自信も無かったし、建築家になると思うだけで、

何もできませんでした。


今回、インターンの学生に話したのは、

自分にとって好き・嫌いを知ること。


好きはなかなか難しいかもしれないけど、

嫌いや嫌だは、誰しも感じやすいところ。


それを自分で見つけること、

そして、その嫌だをしない事を伝えました。

それが結局 本人の個性に繋がると思っています。



インターンの学生を通して

僕自身を振り返ると

こんなに純粋で無垢だったのかなー?と。

例えそうだとして、

身体も心もだいぶ固くなったなーと感じました。


素直(これが一番大事)で、

何でも吸収しそうな柔らかさをもっていて

真面目で、臨機応変に対応できる学生を見て

きっとどこにいっても上手くやれると思いました。


学生には、沢山のお手伝いをして頂きました。

インターンの期間は終わりましたが、

折角出会ったご縁なので、

僕の建築を見て頂いたり、現場でお手伝いをして頂こうと

考えています。

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