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  • 執筆者の写真裕之 安井

2056 自分は何かをつくり出す存在ではなく器にすぎない。



建築家の宮森洋一郎さんに

「発信する建築家が多い中、受信する建築家だ」と評して頂いたことがある。



発信する建築家とは、

「こんな事もできる!これが新しい建築!」

と言い続けているイメージを想像した。

両肩に使命感を背負って走っている。


彼等には僕にはできない役割がある。

発信するからこそ、

今でも若い子達から建築家への対するあこがれが強いのも

彼らのおかげ。

じゃないと僕も建築家には憧れなかったかもしれない。



受信する建築家は、それとは真逆だ。

あまり言葉には囚われたくないけど、

その言葉を聞いたときに

一生、自分にとって新しい建築が作り続けられる!と確信した。


建築はクライアントが毎回変わる。

毎回変われば、場所も変わるし、住まい方も変わる。

受信するとは、その毎回の変化を受け取り

毎回違う、自分にとって初めての建築を作る。



自分は何かをつくり出す存在ではなく器にすぎない。

(参考:いのちの政治学)



そう、僕の役割は器にすぎない。

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