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  • 執筆者の写真裕之 安井

2060 生涯 初


5類扱いになり、世間が3年前に戻ってきたように

自分の住む地域でも 動き出した。


3年以内に引っ越してこられた方々から

「一体こいつは誰だ?」という痛い視線を感じながら

話す機会や為人を知ってもらう機会がなかった。


(光に弱いので薄めのサングラスで散歩しております、怪しくないです)


いよいよその機会がきた。

地区のソフトボール大会。


計9チームがトーナメントを戦い、順位を決める。

負けたら

その1時間後には直会という飲み会が始まる

お酒の飲めない僕にとっては何も思わない会だけど

楽しいので絶対行く会。


理想は1試合楽しんで勝てたらラッキー。

2試合目で負けて、楽しかったねーで直会へが悔いなしの休日。


しかも朝から30℃超え。

なんなら芝生のグランドから湿気もどんどん上がってくるbad環境。


1試合目は死闘の末、同点で終え、最後は9人同士のじゃんけん勝負。

僕はもう悔いないので、負けたいと思ってだしたグーで

もちろん負ける。

ただし、ここでも死闘を繰り返す両チーム。

最後は9人目で決まり、2回戦へ。


1試合目は足が動いた。

ファーストを守っていたのだが、

ランナー1塁。

ファーストゴロを捌いて一塁を踏み2塁へ送球、タッチアウト。

そういえば、ゲッツー取ったのも、生涯初。


僕は攻撃が苦手で、守備が好き。

なので、ファーストは守備機会が多く、好き。

ファーストミットもその為買った。


2試合目も順当に勝ち、準決勝へ進出。


その準決勝で奇跡がおきた。


1・2試合とも打順が5番だった。

5番ファースト。

毎回試合前に「打順に不満のある者?」って聞かれる。

もちろん、毎度、真っすぐな手を挙げる。

無視というか、笑いながら却下される。


流石に3試合目は無理だと思って、9番にして貰った。(強めに言った)


第1打席だったと思う。

初級を見逃す。ストライク。

いい球だったなー。

2球目。ほぼ同じコース。

高さは打ちごろ。

思いっきり振る。

ちなみに僕は右投げ左打ち。

大谷くんと一緒。


打った瞬間ライナー性が右中間へ飛ぶ。

もしかしたら届くかも。

入った!

ライナーで入った!

ベンチを指差す。

大盛り上がり。

生涯初!

そして、生涯最後!絶対。


ベースを回る。

本当は早く回りたいのに、疲れていてほぼ歩き並みのジョグになる。

相手守備陣が気まずいので、足元をずっと見ながら回った。


9番が良かったのだろう。

無意識に力も抜けていたのか

それとも小さな筋トレが効果を現したのか

不明だが、


応援に来ていた次女に声を掛ける。

喜んでいる。

嬉しい。


周りを見渡す。

炎天下で水分の無くなった水筒を交換して

新たに水分補給をしてくれた妻を探す。


いない。


帰って聞くと

「わたし、あの野球のノリが嫌い」と言って

生涯初を見ていなかった。

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