2091 福田研究室30周年
- 裕之 安井
- 4月21日
- 読了時間: 2分

学部時代に在籍した
福田研究室の同窓会へ出席した。
大学に入学して初めて入ったゼミで
自分にとって特別な時間を過ごした、仲間と先輩たちに出会った場所。
小中高の同窓会は、
今のところ参加するつもりはないけど
福田研究室の同窓会は、行く。
同窓会の5日前から
松江では雪が降り、とうとう広島市内でも
雪が降る大寒波となった。
山陰道も何度か止まり
当日の朝まで、松江を出発しようか
諦めようか判断するのに苦労した。
広島市を16時までに出発し、
県境の峠を通過するタイムリミットを決めて
出発した。
(翌日は、お昼過ぎまで山陰道の通行が禁止された)
そんな状況は、山陰側だけの話で
6期生は、卒業生の中でも最大人数集まっていた。
遅れて向かった席には、なつかしい面々が座っている。
二十歳に出会った当時の空気感はありつつ、
みな大人になったなぁと実感する。
その中で一番幼かったのは
紛れもなく自分であり
改めて
心の中で、仲間に感謝した。
当時は、
ジャイアンみたいに我儘を貫き
好き嫌いのはっきりした自分は、保育園児のようだった。
そんな自分の行動や発言を受け止め
ときにはぶつかり、喧嘩になり、
そして許しもらい、温かい目で見ていてくれてたんだなぁと
45になって、ようやく理解する。
あの時に誰も付いてきてくれなかったら、
この賞はもらえなかったのだろう。
これが自分たちにとって
全国初入選であり、仲間と一緒につくった
最高の提案。
この時の自信が 建築家になる決心をした第一歩であったように思う。
なつかしい仲間と懇親中
親友が「お好み焼きを食べに行きたい」と耳元でささやく。
あの時も、そうだった。
研究室で仲間とワイワイやっていると
途中で抜けようと誘ってくる。
いや、自分が誘っていたか?
協調性のない2人は、
30周年記念も そうそうに会場を抜け出す。
よくわからない解放感。
あの時にも感じた特別な感じ。
この2人の時間も
かけがえのない大学生活で感じた時間なんだと
改めて思い出す。
なつかしくも、もう2度と得られない思い出たち。
何とか、あの吹雪の中をくぐり抜け
松江に帰ってくる。
そして、強く思う。
何よりも、また仲間と集まりたい。
次は、途中で抜けないから。
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