裕之 安井

2020年9月18日2 分

2027 竹下美建

最終更新: 2021年10月28日

大きなイベントが終わった。

このイベントを心から待ち望んでいた。

ただ、

その日が近づくにつれ、待ち望む気持ちは消え、

恐くなり、逃げ出したい気持ちが強くなった。

ここまで書いてどんな大きなイベントだろう、と思う方もいるだろう。

実は、総勢5名の住宅見学会+模型について話をする、

とても小さいイベントだ。

何に怖気づいたかというと、招待する相手が、

作ることに関して、妥協しない人だからだ。

僕の仕事の弱い部分を見極め、笑われないだろうかと、

気持ちが小さくなった。

彼は、僕にはない設計の力がある。

それが羨ましい。

彼の設計した住宅を見た時、

「僕もこんな住宅を設計したい、」と思った。

竹下美建の代表 竹下友弘さんから連絡を頂いたのは、7月下旬。

スタッフに模型の必要性やどのような意図で模型を作るのか

お話を聞かせて欲しいと依頼された。

それより以前、僕の設計した住宅も見学したい、と言って下さっていて

その住宅見学も兼ねた、お話会を計画した。

この竹下君の依頼に、嬉しくて気持ちが高揚した。

知り合いに嬉しさを伝えたくて、報告もした。

何度も書くけど、待ち望んでいた。

模型の話をするだけなら、ここまでビビらなかっただろう。

住宅見学には、リスクの方が大きい。

僕はオープンハウスはしない。

出来たばかりの住宅は、自分でも良いか自信がないし、

建築家本人が分からない住宅を見せても意味がないので、

いつも、生活後にご案内する機会を作る。

不特定多数には、オープンにしない。

僕に連絡をくれた人を優先し、

クライアントの了承のもと、ご案内する。

そうすれば顔も名前も認識できるし、クライアントにも安心して頂く為である。

今回は、「畦の丘」をご案内した。

https://www.chayaaa.com/2017-2

https://www.youtube.com/watch?v=RcCC1PZDHUY&t=428s

さて、住宅見学会と模型について話をするイベント当日の朝、

めまいで倒れた。

今朝もめまいは続いている。

どれだけ、プレッシャーを感じていたか、分かって貰えると思う。

最後に、このようなイベントを開催できるのも、

全てを許し、包み込んで下さるクライアントがいてからこそである。

この場を借りて、お礼をお伝えしたいと思います。

本当にいつもありがとうございます。

有限会社 竹下美建

http://takeshita-biken.com/info.html

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