次女のバスケットボールの練習試合が解禁された。
ほぼ毎週のように、体育館へ送迎し、様子を観戦する。
自ずと体育館の滞在時間は長くなる。
翌日体調を崩すのは、決まって
体育館の滞在時間が長い場合が要因だと、
僕らは話している。
はっきり言って、
建築の中で、体育館が一番嫌いだ。
正直、居たくない。
ただ、座っているだけなんだけど、疲れる。
消耗される。
僕らのチームは保護者が大人しいので、
声を張り上げる人は、皆無だから、
文字通り座って見てるだけである。
九州、とりわけ熊本で大きな水害が起こってしまった。
今年はコロナが存在し、
自然災害で避難することがないように
そう願っていたが、起きてしまった。
日本では、避難する所といえば、体育館である。
想像しただけで、苦しくなる。
二次災害も体育館で起きるだろうと想像できるし、
本当に防げないのだろうか?と疑問にも思う。
イタリアでは、行政がホテルを借り上げ
避難する方を泊まらせると聞いた。
とても良い考えだと思う。
ではなぜ日本は体育館を使うのか?
管理がしやすいから、としか思えてならない。
それは、行政側の視点であって、避難する側の視点ではない。
奇をてらう、建築家通しで自慢し合う体育館なんて、いらない。
居心地のいい体育館を作るべきだ。
その為に、建築家は知恵を絞るべきだ。
もっとも、病院や入所型介護施設もそうすべきだと思う。
(どちらにしても、避難所を体育館にする考えは同意しかねる。)