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  • 執筆者の写真裕之 安井

2009 本を読む

更新日:2021年10月28日


今日は日曜日。

本を読む。


①帰還 ゲド戦記Ⅳ ル・グウィン著 清水真砂子訳 岩波書店


シリーズ4作品目。すごく面白い小説で児童文学として出版されているけれど、

子どもには難しい気がする。人間の中にある光と影、裏と表を表現している小説。

のめりこんで読んでいる。


②現代の建築家 井上章一著 A.D.A.EDITA Tokyo


井上章一が明治時代から現役建築家・安藤忠雄までを

一人ずつ論じた本。

建築家・吉田五十八を論じる数少ない文章なので、購入した。

井上さんの論評は面白い。

他の建築史家と違う視線から眺め、それを言葉にしている。

その建築家たちの人柄まで感じられる本。


③20世紀の現代建築を検証する 磯崎新+鈴木博之著 A.D.A.EDITA Tokyo


20世紀海外建築を検証する本。

磯崎新の知識や考察に驚きつつ、建築史家・鈴木博之の視点との相違が面白い。

上記の「現代の建築家」と同時に読み進めているが、

世界の建築の流れと、明治期に始まった現代建築の流れが

非常によく分かる。

日本は世界に影響を与えているし、影響を受け続けている。


④カザルスとの対話 佐藤良雄訳 白水社


チェロ奏者のパヴロ・カザルスの生い立ちから生涯を語った弟子たちとの会話を

まとめた本。DOORの高橋さんに教えて貰った。

文字量は半端ないけど、会話調なので、読みやすい。

彼がバッハの楽譜を発見し、それを自分で研究し勉強を重るエピソードが好き。

最大の理解者であった彼のお母さんを尊敬する。


⑤舟越保武 まなざしの向こうに 求龍堂


彫刻家・舟越保武の作品集。

もともと息子である舟越桂の作品から、お父さんである舟越保武を知り

彼の書く文章に惹かれた。いつの間にか桂さんの作品より

舟越保武の作品が気になり、購入した。

彫刻を作る事と、建築を作る事は似ていると、

スイスの建築家ペーター・ツムトアは言う。

僕は、舟越保武にそれを見る。


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