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  • 執筆者の写真裕之 安井

2053 今、思う事


思いがけないこと、自分ではどうしようもない流れ、

そういうのを感じる時があります。


一つの仕事が終わると 次の仕事の声が掛かる。

(大きい、小さいは別に関係なく)


せき止められていた水が流れ出すように

笹舟が流れてくる。

そのまま流れていってしまった場合もある。


年末はたくさんの出来事があった。

自分にとってはしんどい事が続き、心が折れる。

そんな時、平岡さん(占い師)の言葉を思い出すようにしている。


自分からこの仕事を辞めたらだめだよ。

60歳から花開くから。


長い、あと17年?

ただ何もせずに17年じゃないんでしょ、きっと。


自分の建築を見つめ直す機会をDOORの高橋さんに貰った。

そこから色々考えたし、本もたくさん読んだ。


その中で、ある建築家の本を初めて買った。



能作文徳「野生のエディフィス」LIXIL出版



住宅の基礎コンクリートを止めたくて、手に取ったら

それ以外にも面白く、参考文献にも興味を覚え、幾つか読み始めた。


興味をもったのが、自然エネルギーの活用。

むしろそこを重点に置き、建築を作っている姿勢に感銘を受けた。


この興奮を竹下美建の竹下くんに伝えると

丁度、彼もどうやって基礎コンクリートを無くせるのか

考えていたみたいで、

二人で盛り上がった。

ついでに来年から一緒にプロジェクトを動かすことにもなった。

今、プランを考え中。



川上未映子 村上春樹「みみずくは黄昏に飛びたつ」新潮社



これもDOORの高橋さんに意見を頂いた後に出会った本。

建築家に限らず作り手さんは、読むべき本だと思った。


大切なのはうんと時間をかけること、

そして「今がその時」を見極めること。


村上春樹のよく言う地下に潜ることの意味を感じること。

その言葉たちに大きなヒントがあるように思った。


独立して10年。

今、思う事は、特別な事をしなくても空間を作れる建築家にはなった。

そこをベースに次のステージを目指している。

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