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2015 谷口ジロー

  • 執筆者の写真: 裕之 安井
    裕之 安井
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

鳥取県立美術館へ行った。


目当ては、谷口ジロー展。

鳥取県出身の漫画家で、孤独のグルメの作画を担当した。

一般的にはこの漫画が有名で

観覧者の若い女性も、孤独のグルメを口にしてテンションが上がっていた。


代表作の

『坊ちゃん』の時代第1部~第5部は、 明治時代のお話で

夏目漱石を軸に、当時の空気が伝わるお話。


津和野出身の森鴎外は、第2部の主人公で

舞姫を書かれた背景を感じさせるお話だ。


明治という特殊な時代を漫画で表現している素晴らしさと、

当時の女性のパワフルさに圧倒される話が第4部。

自分は、一番衝撃を受けた。


谷口ジローが原作も作画もしている作品が


父の暦

遥かな街へ

冬の動物園


谷口ジローの人生を見ているかのような作品で

凄く面白い。

読んで欲しい。 展示図録がとにかくすごかった。

一般的に図録とは、冊子の状態で販売される。


今回は、漫画の原画を

鉛筆で指示描きのまま残る状態でコピーされたものが、

各代表作の主なページをこれでもか!

と豊富な状態で販売してくれた。


この企画を考えたキュレーターは天才!

素晴らしい原画を手元でじっくりと見れる。




鳥取県立美術館の設計は、槇文彦。

正直に書くと、外観は槇さんの洗練さがなく

シャープさを感じなかった。


主な要因は、屋根の形にあると思うけど、

空間として良かった場所も屋根に関する

3階外部テラスだったので、 屋根をジャン・ヌーベルのように軒を強調した

庇にすると、よりシャープに見えた気がした。


最後に。

谷口ジロー展には、担当編集者のインタビュー動画が

4本流されていた。

どれも面白くて、最後まで視聴したのだが

ある動画を前に、撮影している御夫婦が居た。


今回の展示はほとんどの場所で

撮影が可能で、撮影自体は皆がしていた。 ただ、動画に関しては、写真不可になっていて

見かけたキュレーターが注意をしている場面に遭遇したのだ。


その動画は1番始めに設置されたモニターで、

僕はすでに4番目のモニターを視聴している最中だった。

なので少し遠めからそのやり取りを見ていたのだが

撮影されていた旦那さんの方に見覚えがある。

横のモニターを見ると、あれ、、、現実にその方が居る。


「谷口ジロー展、最終日だったので来ました」

と後で声を掛けると教えてくれたその方は、

担当編集者さんだった。


キュレーターは気付かず、写真を消すよう即していた。

偶然モニターを見て気付いた僕は、

あとで

あの方だけでも写真OKにしてあげたらどうですか?

と言えば良かったと、後悔している。





 
 
 

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